鉛の王

法廷から聞こえた歓声、虚しく聞こえやしないか

全員一致の無罪評決

テレビでアンカーマンが言ってた

銃を持つことのどこが文化だって

悲劇は僕らを戒めるが、それを再び見過ごす

ニュースで伝えられる惨劇のワンシーンは

フィクションと化し風化する・・・

テレビカメラは僕らを欺き次の惨状を探し当てる

今、先人達の魂が語りかける

何と言う置き土産をしてしまったんだ、と

法廷から聞こえた歓声、怒りすらおぼえる

被告側の勝訴

テレビでアンカーマンが言ってた

無表情で御悔やみの言葉をね

悲劇は僕らに向かって無言の叫びを上げ

そしてそれを再び見過ごす

メディアは殺人シーンを羅列し

潜む猟奇煽り立てる

テレビカメラは僕らを欺き次の事件に加担させる

今、無数の魂が語りかける

人は愚かだ、と

鉛の王は最高の指導者

鉛の王こそ我等が崇める神

我が国の繁栄の歴史は鉛の王なくしてあらず

大国はいつの世も血の涙を流す、流し続ける