影絵
凍てついた世界は僕を暖め
乾いた空間は僕を潤す
暗闇の情景はささやかな明かりを照らし迎える
過ぎ行く日々は僕を嘲笑する
雑踏を踏み締め歩く僕の目の前
物乞いを装おう神のその姿
彼は視線を合わせる
僕に視線を合わせる
僕は彼を恐れる
それは影絵の様に輪郭しか見えない
見えないものを僕は信じて行くしかない
信じて行く事しか出来ない
たとえ愚者に成り果て朽ちて行こうとも
見えないものを僕は信じて行くしかない
信じて行く事しか出来ない
日々我が身を削り
消え行く蝋燭の様に
儚く終わる前に
対岸を見定める
だからもうやめてくれ
僕を試すのは
それは影絵の様に輪郭しか見えない
見えないものを僕は信じて行くしかない
信じて行く事しか出来ない
凍てついた世界の凍てついた僕
乾いた空間の乾いた僕