待っている




砂浜に残された足跡が波に消されても

触れた肩に悲しみが満たされていたとしても

雲に隠れた太陽が今日はもう顔を出さなくても

抱き止めた感情が身体をすり抜けたとしても

頬を伝う雨粒が風に運ばれても

虚ろな魂を身に纏っても

旅を急いで駆け出そうとしても

否定するのに疲れたとしても

砂に埋もれた魔法を取り戻そうとしても

自分が喉が渇いた魚だと気付いても

僕は君を待っている

君はそのままで素晴らしい